北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1585】Marcel Lapierre Morgon 2015

ラピエール モルゴン 現行ヴィンテージ
 
 このワインは、以前にもおいしいと思って買ったモルゴン。ただ、室内に一日置き去りにした時間があったので、痛んでいるかもしれないと思ってあけてしまうことにした。
 
 前回同様、樹脂を蝋のように固めたものを取り除いたんだけど、今回はちょっと手間取りました。
 
 さて、四苦八苦してようやく抜栓、それからちょっとだけ放置してからの様子見。
 
 色は暗くて少しだけ青紫色っぽいワインレッド。ピノ・ノワールっぽくはないけれども、そこらへんのボジョレー・ガメイ系にありそうな明るい感じでも無い。香りは、いきなり腐った切り株のような匂いがどんと来る。亜鉛サプリメントみたいな匂いや古本の匂いもする。
 
 口をつけてみると、酸味が勝っていて、やはり暑さによる悪影響を受けていると思わずにはいられない。なんというか、酸味に痛めた玉葱みたいなニュアンスが混じっていて、悪くなっているっぽいのだ。
 
 それでも、飲み心地の良さと、この軽金属めいた独特のミネラルが魅力的で、相当に美味い。玉葱っぽささえなければ、一体どれほど良かっただろうか。
 
 ※二日目。なんと、前回のような抹茶ソフトクリームのような風味がグッと増して、大変バランスがとれた姿に。大幅に向上、こちらは風味絶佳、たいへん満足なひとときに。

【1584】La Ferla Inzolia 2016

 
ラ・フェルラ インツォリア
 ※リンク先は現行のヴィンテージと思われます
 
 今日の夕食にあわせるのは、シチリア産の白ワイン。このインツォリアという品種は、さっぱりとして酸味の気持ち良いワインだったように記憶している。随分と久しぶりの対峙。
 
 まず見た目。緑色がかった白っぽいワインで、このあたりは、イタリアの安い白ワイン(それもハズレじゃない)という感じがして悪く無い。香りは、ほんのり台所洗剤系だけど、石灰岩系の、ゴワっとした炭酸飲料っぽい雰囲気を伴っている。
 
 味のほうは、まさに爽やか。ラムネの炭酸っぽさと、酸っぱい白ワインらしい、淡い柑橘系の味が合わさって、とにかく爽快。ある程度冷やして出したせいもあってか、とにかくガブガブと飲めてしまう。小難しいところがないのは、この場合短所とは感じられない。そうこうしているうちに、宴席のなかであっという間になくなってしまった。
 
 
 

【1583】Calela Central Coast Cardonnay 2014

 
カレラ シャルドネ
 
 和食中心なちょっとした宴席があって、じゃあ、定番でウケの良さそうなカレラの白でいきましょうと思い、これを選んだ。
 
 見た目は、少し緑色がかった普通のシャルドネ、といった調子。香りは、ほのかに蜂蜜クッキーが匂うけれども、無茶しているほどではなく、爽やかさが前に立つ。
 
 飲み心地は、果実味の豊かなタイプ。先日のブルゴーニュ平格に比べると、ゆったりとした果実味が強く、漫画やアニメで言うなら、線が太い、と感じる。ほどほどに苦く、ほどほどにふっくらとしていて、蜂蜜風味もそれなり伴っていて、相変わらずバランスが良い。南のシャルドネっぽいけれども南に染まりすぎるでなく、北のシャルドネっぽさもいくらかありますよー、という感じで、相変わらずのバランス型っぷりだった。
 
 

【1582】Allegrini Amarone Della Valpolicella Classico 2012

 
アッレグリーニ
アマローネ 2012

 
 まず見た目。暗くて不透明なワインレッド、なんとも濃い色合いで、不透明。粘性率が高く、ワイングラスのへりがとてもべとべとしている。香りは、ものすごーく濃いチョコレートドリンクに、クランベリーやカシスをどさっと放り込んだような。昔、オーストリアで呑んだ、カシス系リキュールとジャムとチョコレートリキュールのカクテルを呑んだ時のような、凄いやつがこみ上げてくる。
 
 口をつけてみると、森の下草+苦み。苦いです!チョコレート系の苦みと、パフェのてっぺんに乗っている銀のつぶつぶ(アラザン)みたいな風味が混じっている。ベリージャム系の甘みもあるんだけど、それ以上に、カカオ含有率が滅茶苦茶高いチョコレートみたいな苦みが優勢。舌触りはなめらかで、チョコレートとベリーの後味が残って、とても洗練されている。これは良いアマローネですね!中盤も、森の下草やクッキーやローソクも入り混じって気炎をあげてきた。明日の展開も楽しみだ。
 
 ※二日目もびくともしない。濃厚、それでいて丁寧で複雑。最後まで楽しみました。
 
 
 
 
 
 

【1581】Jacques Girardin Bourgogne Chardonnay 2013

 
ジャック ジラルダン ブルゴーニュ シャルドネ
※リンク先にはヴィンテージの記載はありません。
 
 今日の夕食は、イタリア風前菜、白身魚カルパッチョ、アヒージョ、白身魚フリットなどを中心としたイタリア料理。これに合わせるべきは本当はイタリア白ワインなんだろうけど、リストにあったイタリア白ワインが、苦手品種ばかり*1だったので、あえてブルゴーニュの無害そうなシャルドネにしてみた。
 
 まず見た目。薄めの黄色っぽい色合いで、いかにも平格ブルゴーニュでございますといったような。香りはシンプルで薄い。
 
 口をつけるとさっぱりとした飲み口。清々しく、どこにも威張ったところがない。まったく偉大ではないが、感心するほどさわやかだ。ほのかな苦みを伴い、柑橘類のような爽やかさを伴っている。値段に見合った白ワインかと言われると微妙かもだけど、悪い品ではなかった。
 

*1:フラスカティー、トレッビアーノ

【1580】Pieropan Soave Classico 2016

 
ピエロパン ソアーヴェ・クラシコ 2016
 
 今日の夕食は中華っぽくて、本当はコッテリ系のワインがお似合いなんだろうけれど、どうしても爽やか白ワインが欲しかったので、つい、ソアーヴェクラシコをあけてしまった。水をたっぷり用意して、なるべく料理にいじめられないように気を付けていただきましょう。
 
 まず見た目。このメーカーのソアーヴェにしては、ちょっと黄色っぽいかもしれない。あと、少しだけ気泡が入っているのに気付いた。香りは、爽やか系にくわえてブロッコリーを煮たような、温野菜系のフレーバーがやっぱりあって、まさにソアーヴェクラシコというような。嬉しいですね。
 
 口をつけると、淡い甘味を伴った、まさにソアーヴェ!水彩画を想像させるような淡い口当たりで、ほとんどの白ワインには無い、独特の路線で和む。飲み進めると瑞々しさが一層際立ってきて、すいすいと飲めてしまう。たいへんおいしいひとときだった。
 
 ※翌日。相変わらず美味い。暑さの残る日に、このさっぱりとした飲み心地は、本当に良い。つっかかってくるようなところが全くなく、なんとも気楽なワインだ。