北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1652】Rivata Barbaresco 2013

 
リヴァータ バルバレスコ
 
 このワインは、日本で出回っているバルバレスコとしてはたぶん一番お手頃な品のはず。これを飲む機会がたまたまあったのでやってみることにした。近く、まずまずのバローロバルバレスコと同系)を飲んでみる予定なので予習がてら。
 
 まず見た目。淡い朱色のワインで、まるで少し年を取ったピノ・ノワールのよう。バルバレスコってば、こんなに薄い色だったっけ?と驚くような。香りは赤系果実の匂いがする。アセロラやザクロといった系列を思わせるような。それと漆喰、腐った肉。そのあたりがグラスのなかでくぐもった声をあげている。
 
 口をつけると、バターっぽい飲み口で驚いた。バターのような口当たりが長く残り、そこにアセロラ系が追従するような。酸味が舌の真ん中を滑り落ちていくけれども、口腔内のほかの場所にあまり酸が感じられない。バローロ-バルバレスコ系としては不思議な感じがするけれど、飲みやすいワインではある。
 
 

【1651】Poilvert Jacques Champagne Brut (N.V)

 
ポワルヴェール ジャック
 
 このワインは、ヴェリタスがしばしば商っている激安シャンパン。以前にも飲んだことがあったようで、その時は、シャンパンというよりスパークリングワインと言いたくなるような雰囲気だった模様。
 
 まず色。ちょっとオレンジ色っぽい色彩。ロゼってほどじゃないけれども、黒色系の葡萄がいっぱい使われているんじゃないかと思いたくなる。香りは、焼きリンゴ系の匂いが漂っていて色彩にお似合いな感じ。
 
 口をつけると、トーストのような雰囲気に、焼きリンゴと青リンゴのミックスみたいな甘くて酸っぱくてリッチな風味がぶわっと来た。こりゃあ美味い。苦みとコクをある程度伴っていて飲み応えがある。総じて、よくできた未知のリンゴ菓子を飲んでいるような感覚がある。典型的なシャンパンとは少し違う
 
 


 

【1650】Domaine des Lises "Equinoxe" Crozes-Hermitage 2016

 
クローズ・エルミタージュ・エキノックス[2016]ドメーヌ・デ・リセ(赤ワイン)
 
 しばらく風邪がひどかったのでワインご無沙汰していました。治ったところなので元気の出そうなワインを、ちょびちょびいただきましょう。
 
 黒々としたローヌの赤ワイン。ぎりぎり透明感があるぐらいの色調。香りは、初手で「ベーコン」。このエルミタージュのワインって肉系の匂いがすること多いけれども、こいつはやけにベーコンしている。しっかり嗅ぎ取って、深い葡萄の香りがやってきた。
 
 口に運ぶと、苦みを基調とした背筋の高いワインに、ジャムのような甘さ、マホガニーの家具のような匂い、それからベーコンなどが乗っかっているような。口当たりはシルクのように滑らかで、タンニンはしっかりしているのにゴワついた感じがしない。正直、このエルミタージュという区画のワインは苦手なんだけど、こいつはとても気軽に呑める。それでいて、香木系の家具みたいな香りがしっかりしているのはエルミタージュらしくて好感がある。うん、うん、こういうのいいですね。
 
 ※翌日も、香木系の家具みたいな香りがしっかりしていて「らしい」感じ。酸味が険しくなることもタンニンがビリビリすることもなく、バランスの良い帯域で、意外と寛がせてくれる。これならリピート買いしたいところ。
 
 ※三日目。相変わらずバランスが良い。香りや味が良いだけでなく、品の良さを伴っている。バッチリ。
 

【1649】Conte Majoli (Tezza) Amarone della Valpolicella 2012

 
アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ ヴァルパンテーナ テッツァ
 
 イタリア北東部の濃いくち赤ワインの有力候補、アマローネ。このワインは、トスカニーが独自に輸入しているマイナーなメーカーのもの。ただ、トスカニー独自輸入は割とお買い得なワインが多いので期待したいところ。 
 
 グラスにどぼどぼ注いでみると、「おしるこ」のような色だと思った。ちょっと赤茶色がかったカラースペクトルかもしれない。透明感はあまりなく、べったりしている。
 
 その時点でミルクチョコレートの香りがあたりにぶわーんと広がり、グラスに鼻をつっこんで息を吸い込んでみると、梅線香系の香り、そこから更に一般線香系の香りがふきあがってきた。つまり、木とか杉とか、そういう連想をさせる香りがこいつには伴っている。
 
 口をつけると、苦みとごつい果実味が第一印象。この段階ではそれほど甘味がなかったけれども、飲み進めるにつれて、甘さをかなり伴ったワインだと感じるようになってくる。果実味に芯の強いところがあるというか、鉄っぽさを幾らか伴っていて、「男性的なワイン」と呼びたくなってくる。二杯目に入るぐらいには森の朽木のような匂いがもうもうと伴ってきて興味深くなってきた。このクラスのワインにはあって欲しい、オーガニックな感じがする。それでいて古びた感じではなく、これはまだ早飲みという予感がする。なかなか。
 
 ※二日目もだいたい同じだけど酸味がちょっと勝つ展開だったかもしれない。
 

【1648】Carreduenas Vin Vino de Concejo Garnacha Joven 2014

 
カレデュエニャス ガルナッチャ ホーベン [2014] 

 寒い季節は白ワインよりも赤ワイン、それも日常用のやつが欲しくなることがある。そんなところで、スペイン産のガルナッチャ(フランスでいうグルナッシュ種)の安いワインが手元にあったので開けてみることにした。
 
 まず見た目。不透明でものすごく濃い、特濃赤ワインといったような。香りは梅系線香を炊いて、その横で梅干を干しているような香りがギューンと飛び込んできた。強烈。その後ろから、もう少しマイルドな甘い香り、葡萄果実らしさがついてくる。
 
 口に入れてみると、甘さ控えめ、アタック控え目とおもいきや、数秒後に酸味どっかんタンニンどっかんな凄いやつが来た。香りもそうだけど、挑みかかってくるようなところがある。口のなかに苦みと墨汁フレーバーが広がり、ビターな味わいを口のなかで転がすような、渋い構成が続く。「スペイン産のガルナッチャ」としておかしな雰囲気ではないにせよ、さすがにちょっと渋すぎる。食事には合うのでそれは良かった。
 
 ※二日目。だいぶマシになったというか、酸味と果実味が少し強くなったおかげで飲めるバランスになった。初日はちょっときつすぎると思う。二日目は、なんというか普通の濃い赤ハウスワイン系というような。元気が出るようなワインとは言えない。

【1647】Santa Digna Chardonnay Reserva 2017

 
サンタ ディグナ シャルドネ レゼルヴァ 2015 ミゲル トーレス チリ 750ml
 
 まず見た目。シャルドネとしてはかなり白っぽい色をしていて、軽い風味のつくりかな?と連想などした。香りを確かめると、爽やかな花の香りがするかしないかで、特徴的なところはほかになし。うーん、いまいちかな。
 
 口に入れると、酸味のしっかりしたシャルドネなんだけど、口のなかで木樽とおぼしき風味がふっくらと膨らむ。ただ、それに果実味のボリュームがついてきていないのか、風味ばかりが風船状に膨らんでいる感があって、ちょっとチグハグな印象は否めない。こういうチグハグさはチリ産シャルドネには割とありがちで、あまり得手ではないかも。同価格帯の南仏産だともう少しトマト野菜系が強くなりそうで、同価格帯のイタリア産だと酸味一辺倒になりそうな気がする。ともあれ、これはこういうものとして楽しんでナンボ。
 
 ※二日目は、植物の茎のようなエグさも加わってますますしんどいワインとなった。こういうの感心しません。このワインに払っていいのは800円まで。