北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1432】Chateau de Meursault Meursault 1er Cru 2007

 
シャトードムルソー ムルソー1級 2007
  
 今日はちょっと良いことがあったので、温存していたムルソーの一級を呑んでみることにした。このワインは格安で購入したムルソー一級で、こちらこちらで対峙済み。これが最後のストックにあたる三本目。
 
 まず見た目。とにかく黄色い、黄金色というより黄色いワイン。今日は蜂蜜クッキーというより、蜂蜜を黄桃にぶっかけたような匂いが漂っている。
 
 口をつけると、熟成感いっぱいのまさに黄桃っぽいワイン。蜜蝋っぽさやアンズっぽさも混じっていて、クターッとしている。バターっぽいコクは健在だし酸味もあるけれども、年は取っていますねー。とはいえ、グラスの近くにいても香りがブワーッと立ち上がってくるぐらいにはパワーがあって、衰弱してしまった印象は無い。そしてどれだけ呑んでもスイスイと呑めてしまう。そのうえシイタケやポルチーニを思わせるようなキノコ系のフレーバーまで加わって大満足。
 
 初夏の頃には元気いっぱいだったワインが、秋には熟成感溢れるワインになっていて、季節の移り変わりをしんみり実感するひとときとなった。
 
 ※二日目。酸味のすがすがしさが蘇ったかのよう。いやー、美味い。バター&ナッツな雰囲気は若干弱いけれども、「快楽」がそのまま液体になっているような感がある。この路線のシャルドネはぜんぜんストックを持っていないけれども、購入を考えさせられる。