北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1443】Meo Camuzet Bourgogne 2011

 
Meo Camuzet Bourgogne 2011
 
 今日のワインは、ブルゴーニュのなかでもバニラの香りが豊かな方面のワインをつくっているっぽいメオ・カミュゼの平格ブルゴーニュ。2011というヴィンテージはそれほど嫌いじゃないので期待しながらの抜栓。
 
 まず見た目。「暗いガーネット色」と言いたくなるんだけど、どこか明るい感じがするのはピノだからでしょうか。色調自体はだいぶ黒色に寄っているはずなんだけど、グラスに注ぐ時の色調はやっぱり淡くて明るい感じがする。香りは、「ストロベリーパイとチョコパイを焼いたような」たまらないやつが第一印象、そこから少しずつ酸っぱそうな香りとローソクのような香りが優勢になってくる。うまそう。
 
 口をつけてみると、ビターでコクのあるピノ風味。タンニンはしっかりしているけれどもきめが細かくてなかなか良い、黒系の果実風味を連想させるところがあって、赤系の果実風味ではない。充実感のあるこってりとした飲み心地で、パンチ力がある。連想されるブルゴーニュの地域は「ニュイ・サンジョルジュ」。
 
 とはいうものの、飲み進めるうちに新鮮で爽やかな、甘酸っぱい風味が口のなかに溢れるようになってきて、俄かにラズベリーとか赤系果実を思わせる風味が優勢になってきた。「なにかが衰えて、そのぶん酸味が勝ってきた」というより新たに赤系果実が加勢したような。これは心強く気持ち良い!すごく好みの風味に化けてくれた。明日も楽しんでみよう。
 
 ※翌日は、梅っぽい香りグワーンと吹き上げてきて、これもおいしそう。酸っぱくなったけれどもコクがあってしっかりとした飲み物だ。