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北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0009】Gulfi Rossojbleo [2007]

 夕食は味の薄いフォーと、トマトと牛肉と生姜とほうれん草の和え物。かなり軽い夕食となった。
 
 で、ワインはネロ・ダヴォラ100%のシチリアワイン。近所のデパートで1900円ぐらいで売られていた。2007と若いけれども、公式websiteに行くと、「このワインはIGT*1です」「若いうちに呑んじゃえ」と書いてあった。
 
グルフィ ロッソイブレオ 2007

 
 
 
 金属製のフタを取ると、人造コルク。コルクにwww.gulfi.itとURLが書いてあるのが、とても現代的だ。
 
 グラスに注ぐと「ガチで血のしたたるようなワインの匂い」がフワリと漂ってきた。バッチリ期待通り。今日はこういう血のしたたるような匂いのやつが呑みたかったんだ。
 
 口に含むとあら不思議。舌の真ん中付近に何も味が残らない感覚。その代わり、舌の真ん中以外と口の粘膜全体に、なんともややこしい味と香りが長く残る。喉の奥からも、葡萄酒の匂いが鼻腔にせり上がってくる感覚が。この辺り、先日呑んだコノスルよりもずっと複雑で、余韻が長く感じられる(値段から言えば、しようがないのかもしれないが)。よく、サクランボだのジャムだのブルーベリーだのという語彙がワインの味を喩えるのに使われるけど、これは…なんて言えばいいんだろうか。苦みは少なく、酸味は程々、粘性は程々。数時間待ってみると、すこしまろやかになり、舌の根本にタンニンの渋さが実感出来るようになってきた。血っぽい香りは時間が経っても健在。
 
 この、舌の真ん中付近の妙な空白感が嫁には不評だったけど、自分的にはかなり旨いシチリアワインだと思う。香りも味も飽きが来ないし、開栓してからも僅かずつ様子が変化していて、退屈感もない。好き嫌いの別れそうな風味ではあるけれど、自分的にはこの一本は大当たりだった。このグルフィというメーカーからは、他にも手頃な値段のワインが出ているようなので、いずれ当たってみたい。それと、このワインそのものが気に入ったので、また後日チャレンジしてみようとも思う。
 
 

*1:ハウスワインより一個上の規格