ヴーヴ・クリコ イエローラベル
今日はα氏の送別会。菜の花を混ぜたご飯やいなり寿司、すき焼きなどをメインにした和食中心のパーティーとなった。じゃあ何か土産がてらに持ち込もうということで、極めて無難に、「結婚式以外にはおめでたい」お酒を持っていくことにした。
まあ、クリコのイエローであれば、安定感抜群だろうと思って選択。
ワインとは縁の無い人でもとっつきやすく、葡萄の香りを迷わず堪能できるシャンパーニュとしてのクリコ。泡も香りも申し分無く、モエのノンヴィンテージに比べると、あまりワインに飲み慣れていない人でも「これがシャンパンかー!」という体験がしやすい、と信じて持っていった。かく言う俺自身が、ワインをまともに飲み始めようと思ったきっかけがこのクリコのイエローラベルだったわけで。モエやポメリーやランソンやマムといった同価格帯のシャンパンと比べると、すごく入門しやすく印象に残りやすいシャンパンだと思っている。今回の一品は、4400円で購入できたちょっと怪しい品だったけど、ちゃんとクリコの味でした。
なお、今回は、他の二種と平行して飲む機会もあったせいか、初めて「小麦のような風味」をクリコから感じ取ることが出来た。また、発酵食品くさい臭みなども、今日呑んだドイツワインなどに比べればずっと明瞭で、おおっジューシーとはいうけどこいつやっぱりシャンパーニュじゃんと再確認できた。これは自分にとってはかなりの収穫で、普段、クリコをいかにぞんざいに呑んでいるのかを痛感する機会となってしまった。まだまだ勉強不足だ。