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北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0081】Gulfi Valcanzjria 2007

グルフィ ヴァルカンツィリア 2007
 
 このワインログをつけはじめて約半年。色々なワインに出会ってきたけれども、序盤に美味いと思ったワインを今呑んでも美味いのか、心配になることがある。ワインばかり呑んでいるうちに、今ではどうでも良いように感じられるんじゃないか、とか。そこで、以前強い感銘を受けた、グルフィの白ワインをもう一度試してみることにした。購入先は、賛否両論飛び交う渦中の『うきうきワインの玉手箱』。
 
 人工コルクを抜栓すると、香りはまるで梅酒のよう。けれどもどこか、蜂蜜の香りと三ツ矢サイダーの香りが混じっているような気がする。色は、レモン色というよりは麦わら色に近い色をしている。
 
 呑んでみると、口当たりはかなり滑らか。シャルドネ風味が確かに感じられるけれども、それほど強烈ではなくスーッと通りすぎていく。そして後から広がる、チョロっと甘みを帯びた鉱質の美味さったら!二口、三口と口に運ぶうちに、この、甘みと鉱質を帯びた後味のほうが目立ち、魅力的になってきた。酸味もそれなりには感じられるけれども、このワインでは専ら対旋律らしく、意識した時だけはっきりと感じられる。けれどもこの酸味のお陰か、グイグイいけてしまう。独特の旨さがあるけれども、しつこいわけではなく、かと言って軽いわけでもない。時折、生玉葱のような風味や、半紙のような匂いがよぎって。楽しませてくれる。
 
 後半になると、漆喰のような匂いが混じり始めて、段々と目立つようになりはじめた。前回とは違って、鉱質風味の拡大というよりは、漆喰の匂いの拡大と感じられたけれど、凄い、どんどん膨張してくる。やがて、前回と同じく、ヨーロッパのホテルに置いてある石鹸の匂いに酷似した、なんとも独特な匂いがドッカンドッカン漂ってきて幸せ気分に。時間とともに味わいも香りも常に移ろうワインなのに、この価格。なんともありがたい。