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北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0082】Zeller Burglay-Felsen Riesling QbA Hochgewachs 1986

 
 インターネット上にまともな参照先が無いので、久しぶりにリンク無しの一品。
 
 これは、実家に帰った時に近所の酒屋で発見したドイツワイン。1680円という値段で1986年産、そのうえQbAとなれば、熟成というよりは古くて腐っているのが心配な一本。果たして、まともに呑めるのか?
 
 開栓しようとすると、現れたのはカビがびっしりと生えたコルク。白、青、黒、色とりどりのカビが生えている。スクリューをさすと、微妙にコルクがやわらかくて少し嫌な予感。幸い、あっさりと抜けてコルク崩壊には至らず。
 
 香りは、さすがにカビの匂いが濃厚。およそリースニングの爽やかさとは全く無縁の、カビとコルクに相当引っ張られた匂いで、ああ古いですねというのはよく分かる。これを口に含むと、一瞬、かなりカビと苦味の前面に出た、リースニング離れしたパンチが襲ってきて驚愕。しかし、じゃあリースニングの酸味が失われているかというとそうでもなく、飲み口は結構爽やか。
 
 ただし、若々しい爽やかさはちょっと不足気味だし、甘さの濃厚さに関しては上級ドイツワインに比べるべくもない。後半になってくると、鍍金が剥がれたようにカビっぽい匂いが薄れてきた。しかし値段を考えれば、これ以上の甘みを求めるのは酷というものだろうし、年代を考えれば爽やかさに期待しすぎるのも難しいかもしれない。