北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0084】Chianti Ruffino Superiore Il Leo 2006

ルフィーノ・キアンティ・スペリオーレ・イル・レオ 2006
 
 
 今日の夕食は、素麺。あれこれ具を足したけれどもワインには流石に合わないような気がしたので、ワインは食後に、安物のキャンティの亜系を。これはネット通販で1300円で購入したもの。安いとはいえ、一応DOCGのシールで封がしてある。
 
 久しぶりのキャンティ系だと思ってグラスに注ぐと、普通に赤紫のワイン色。濃くも薄くもなく、とても普通な感じ。香りはチェリーを煮詰めたジャムをムースにぶっかけたような、甘くて柔らかい匂いがする。一口目は、おお、マイルド!口当たりも重すぎるでもなく、普段呑みにぴったりの感覚。葡萄のフルーティーさがしっかりと感じられ、そこにちょっとした渋みと苦みが付き添っている。途中からは、墨汁のような香りや、イネ科の植物の茎のような香りも漂い始め、それなりに変化も愉しませてくれる。
 
 食べ物無しに呑むのは可哀想だと思い、冷蔵庫にシシャモが大量に余っていたので焼きまくってキャンティのお伴に。ミスマッチかと思いきや、ぜんぜん大丈夫、いけている。焼き肉ほどのマッチングではないにせよ、シシャモがきっちりとワインに付き添ってくれて良い感じだ(逆ではないあたりが、ミスマッチといえばミスマッチ?)。気持ちよくグラスが進む。
 
 それほど立派な味だとは思わないにせよ、間違いなく旨くて気軽に頂けるし、疲れがとれた。キャンティ系の安物なりに、おいしく頂けたほうではないかと思う。まずまず。