北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0087】Cavicchiolo Lambrusco di Sorbara Secco (N.V.)

カビッキオーリ ランブルスコ セッコ
 
 
 今日は、豚肉と青唐辛子の炒め物を生野菜と一緒にポン酢で和えたもの・生姜やミョウガや青葉をたくさんトッピングした冷や奴・白飯、という簡素なメニュー。この食事に合わせるワインはあまり思いつかなかったので、食後に楽しむことを前提にアルコール度数の低そうなものを選びたいなぁと思ったらこのランブルスコが出てきた。同じメーカーの甘口とは今年の4月に遭遇したことがある。価格は、900円ちょい。
 
 香りは、カシスというよりは野苺のような新鮮さの強い香り。グラスに注いだ色は(甘口に比べれば)かなり色の薄い、朱色に近い赤色をしている。グラスに注いだ瞬間は大粒の泡がブワッと沸き立ったが、その後は、小さな泡がプクプクと立ち上るぐらいの微炭酸な展開。この泡の少なさは、甘口辛口や葡萄品種に由来するものなんだろうか??
 
 味は、甘さ控えめ、ビールにちょっと似た苦みの目立った、けれどもフルーティーで酸味が利いている味わいを伴っていて、かなり爽快感がある。そのくせ、味の横幅というか、舌の上に残る感覚は案外分厚く、そんなに貧相ではない。バターのようなニュアンスが結構しっかりと漂っている。いつも呑んでいる甘口とはちょっと違うけれども、これもこれで美味しい。