北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0096】Bourgogne Pinot Noir Joseph Faiveley 2006(ハーフボトル)  

 
フェブレ ブルゴーニュ・ブラン'10/11 ハーフボトル
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 平日ハーフボトル企画その3。今回は昨日呑んだ白ワインの赤バージョン。ブルゴーニュの赤ワインということで品種はピノノワール。美味い一本だといいなぁと思いながら抜栓。ところがコルクを抜いた際、なんとコルクの下1/10ほどが綺麗に剥がれてボトルのなかにそのまま落下。なんじゃこのコルクはー!!コルクだらけのワインをそのまま呑むのも寂しいので、仕方なく濾過目的のデキャンタージュをやった。
 
 デキャンタ効果も手伝ってか、グラスに注いだ香りは非常に強い。バニラエッセンス+浅漬け+チョコレート、に近い。味の第一印象は、強烈な奈良漬けみたいなやつがガツンと襲ってきてビビッた。濃厚な風味にようやく慣れてくると、山形サクランボのような酸味が姿を現してきて、フルーティーさと発酵食品っぽさが相対するような感覚に。とはいえ、発酵臭+発酵風味が出張ってくる感覚のほうが優勢で、ほのかなタンニンも手伝って少し呑みづらいと感じた。あんまり爽やかな印象を受けない。
 
 ただし呑み終わりに近づいてくると、発酵風味に慣れきってしまって段々気持ちよくなってきた。フルーティー路線を期待していた筈なのに、強烈な風味に慣らされてしまったらしい。なんとも漬け物ワイン。