北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0106】Pouilly Fuisse Louis Latour 2005(ハーフサイズ)

ルイ・ラトゥール プイィ・フュッセ(注:リンク先はサイズとヴィンテージが異なります)
 
 夜も10時近くになってきてワインを呑みたいと思うと、フルボトルではきつすぎる。ハーフボトルで、少々のツマミと組み合わせる前提のワインが欲しい。このハーフボトルは隣町の酒屋で2100円で購入したもの。国産の“カマンベール入りチーズ”を合わせてみることにした。
 
 匂いはなかなか素敵で、チョコレートムースにバニラエッセンスをぶっかけて、その隣に奈良漬けを置いたら多分こんな感じだろうという第一印象。かなり強くて甘くて癖のある匂いなりに、意外と上品でもある。
 
 口当たりはそれほど強烈ではなく、昨日のトスカーナ産バタールほどの派手さがあるでもなく、抜き足差し足で近づいてくる奈良漬け風味に爽やかそうな飲み口。酸味が無いわけではないけれども、そんなに目立つほどではない。やがて、ほんのりとした甘みと、鉱質っぽさを伴った苦みが加わり、なかなか気持ちの良い状態に。匂いのほうも、大鋸屑っぽい匂いやパンのような匂いが鼻をよぎったりして割と楽しい。苦みを中軸にして、グレープフルーツっぽくなったり、漬け物っぽくなったり、微妙に味が揺らめいているのも手伝って、退屈には程遠い。一杯注ぎ直すたびに、微妙に味が変化していく。こりゃあ美味かった。750mlのボトルにすれば良かったと一瞬感じたけど、ハーフサイズで節制しておけば身体には良さそうなので、次回も夜遅くにハーフで呑む前提で購入しよう、そうしよう。