北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0124】Were Dreams ... 2006 Jermann(ハーフボトル)

イエルマンDreamsドリームス2006(注:リンク先はフルボトルです)
 
 今日の夕食は、前半はモツ料理と御飯、後半は牡蠣フライとチーズ。前半はともかく後半は、何かワインが欲しくなるような感じ。最近はこじんまりとまとまったワインが多かったので、ちょっと生意気っぽいやつを呑みたいと思ったら出てきたのがこれ。ハーフのくせに3000円ほどの価格で、八重洲地下のリカーハウスハセガワで購入した。ネットのフルボトルよりも割安なのは何故なんだろう?ともあれ、しっかり味わおう。
 
 グラスに注ぐと、レモン色というよりは山吹色にかなり近い感じの黄色、かなり濃そうだ。のっけから強烈なバニラと木の匂い、僅かな発酵臭で、あまりイタリアワインらしくない展開。口に含むと、香りの固まりみたいなやつがフワーッと舞い上がり、メロンのような仄かな甘みとコクが口に広がる。後味はマーガリンのようでもあり、同時に、鉱質っぽさも伴っている。酸味は意識しないと感じられないが、奥の方にかわいらしい酸味が確かに控えていた。さらに、後半になってくると木の実のような香りと風味も付け加わって、それなりに変化が。
 
 まるでフランスワインのような感じで、あんまりイタリアワインらしくないボトルだった。そういえば、名前も何故か英語で、意味深ではあるけどどこか謎めいている。とはいえ香りも味もとても良くてバランスもばっちり。牡蠣フライを相手にしても全く負ける気配もなく、ハーフボトルの短いひととき、しっかりと活躍してくれた。