北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0140】Segura Viudas Brut Reserva (N.V.)(ハーフボトル)

セグラ・ヴューダス・ブリュット・リゼルヴァ ハーフボトル
 
 出先の夕食がたまたまイタリアンレストランで、コース料理の先頭、乾杯用に登場したスペイン産スパークリングワイン。アルコールOKな状態の人が二人しかいなかったので、ハーフボトル一本で終了ということで。ちなみにメニューは、肉と魚と野菜の前菜、鯛と鱸をハーブ焼きしたもの、豚バラ肉のトマト煮込みで、素朴というよりいくらか野暮ったい感じはするけれど、それはそれでイタリア風っぽくて好感が持てる内容。
 
 グラスに注いで貰うと、泡立ちは意外と頑張っている。やる気のないスプマンテのような様子ではなく、そこそこ細かい泡が元気に上がってきている。色は、薄レモン色といったところ、可もなく不可もなく。匂いは…あんまり分からない。
 
 けれども呑んでみると、発酵臭が口のなかにフワッと膨らんで鼻のほうに抜けていく。かと言ってくどすぎるわけでもなく、葡萄の味と酸味へと置き換わっていく。「ごっつい」という感じは受けないし余韻が長いわけでもないけれども、バランスはとても良くて、まるで風味はぷちシャンパーニュ。もちろん前菜との相性もまったく問題が無く、二人がかりということもあってあっという間に呑んでしまった。廉価なのがありがたい。