北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0141】Jermann Chardonnay 2008 (ハーフボトル)

イエルマン シャルドネ 2008(ハーフサイズ)
 
 ワインの色は、ちょっと蜂蜜がかった黄色。どことなく太陽を浴びて黄ばんじゃったような印象を受けなくもない。香りは絶妙!酸味っぽさと梅っぽい香りが先行した後からバニラのような匂いがふんわりと追いかけてくる。匂いが漂ってくる順番としては、こちらのほうが嬉しい。
 
 味のほうは、パンを思わせるイースト臭さを強く伴った苦みと厚みが第一印象。後味にも苦みを伴っているけれども全般に柔らかな風味で、やはりふっくらとしたパンが連想される。味覚の酸味は控えめながらも確かめればちゃんと体感できる。ミネラルも控えめに混じっている。
 
 呑み進めていくと、上顎のあたりにアルコールが立ち上ってくる感覚を伴っていて、柔和な風味に似合わずなんだか熱くなってきた。慣れてくると苦みよりも酸味が体感されやすくなるけれども、この酸味が<>←こんな感じ*1で増減がハッキリしていてちょっと嬉しい。バニラの香りは後半になってもまだまだ健在。最終的には段々衰弱していったけれども、ハーフボトルだから失速する前に呑みきることができたと思う。
 
 同じメーカーのWere Dreamsと比較すると、あちらのほうが高級そうな味だけど、こちらのほうが個性的でなおかつ料理に合わせやすそう。

*1:言語化するなら、クレシェンド〜デクレシェンド、となりそう