北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0145】Cono Sur Cavernet Sauvignon /Carmenere 2008

コノスル・オーガニックカベルネ・ソーヴィニヨン/カルメネール
 
 抜栓すると、いきなり甘酸っぱい葡萄の匂いがフワーッっと来た!色はやや不透明、黒っぽさの目立つ紫色。グラスに鼻を近づけると、抜栓の時ほどハッキリした香りはせず、なんとなく、標準的な葡萄臭がするぐらい。
 
 味のほうは、円やかなタンニンの渋みとマイルドな苦みが中心。香りに比べればフルーティーなニュアンスは乏しく、少なくともフレッシュさを楽しむイタリアワインなどとは方向性は著しく違う(当たり前か)。舌の上から奥にかけてしっとりとしたタンニンと、厚みが残るような感触が割といい感じ。苦みがあとちょっと濃ければ、薬のようにまずい飲み物になってしまっていたような気がするけど、許容範囲のぎりぎりの所で踏みとどまった。これはok。
 
 ゴーダチーズをかじりながら呑み進めるうちに、苦みがスーッととれてきて、葡萄の匂いに相応しいフルーティーっぽさが徐々に出てきて呑みやすくなってきた。これはこれで、決して悪い感じでもなく。まず、まず。