北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0146】Philippe Lamarliere Grande Reserve Brut (N.V.)

フィリップ・ラマリエ グラン・レゼルヴ
 
 力仕事やスポーツで汗をかいた後に風呂に入って、そこからスパークリングワインを開けると幸福感がふりきれそうになるわけで、今日はシャンパーニュを開けることとなった。ただしこのシャンパーニュ、なんと2000円を切った価格で売られていたもの。フルボトルのシャンパーニュでこの価格は今日日ありえなくて、同価格帯のカヴァやスプマンテより良いといいなぁという気持ちで抜栓。
 
 色は、わずかに藁麦がかった白色だけど、ほんの少しだけ緑色っぽい。泡ははじめは勢いがあってやや大振り、その後は結構こまかい泡がしっかりのぼってくる。鼻を近づけると、生八つ橋の皮のような、ほんのり発酵がかった甘い匂いがした後、葡萄の匂いがした。
 
 呑んでみると、うへっ酸っぱい!というか酸味が強烈でファンタレモンのようだ。上顎にまとわりつくような仄かな苦みと幾らかのコクを伴ってはいるけれども、舌の上にしっかり残る酸味のインパクトがかなり凄い。こんなにシャンパーニュって酸っぱかったっけ?発酵臭が、微妙に間をとりもってくれているので破綻しているとは感じないけれど、レモン〜グレープフルーツ系の酸味が突出しているのは間違いない。ちょっと酸味がキツかったかなぁ…もう少しバランスがとれていれば。