北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0163】Joseph Drouhin Bourgogne Pinot Noir 2007

ジョゼフ・ドルーアン ブルゴーニュ ピノノワール(リンク先のヴィンテージは不明)
 
 そういえば、ブルゴーニュの赤ワインを最近呑んでいない;そのことに気付いて、割と衝動的に酒屋で購入したのがこれ。メーカーはよく聴く名前、ブルゴーニュのベーシックな赤ワインらしい。近いうちに、安ワイン道場さんで高評価だったコノ・スルのピノ・ノワールを呑んでみたいと思っているので、その前に何本かブルゴーニュの赤を呑んで違いを予習したいと思っての抜栓。
 
 グラスに注ぐと、最近呑んでいた赤ワイン達とは明らかに違う色調。そりゃそうだ。ちょっと淡い感じのする透明感あふれる赤色、紫も僅かに混じっている。そうやってグラスを振り回すだけで、仄かにサクランボのような香りが自分の周りに立ちこめる。香りは、神妙な葡萄かチェリーか分からない匂い→一瞬だけバニラ、その後、栗の花、獣臭さ、の順番で匂ってくる。
 
 口にいれると、アセロラジュースのような感覚の後、淡いタンニン、サクランボのような風味。爽やかといえば爽やかだけど、軽くてペラペラなんてとんでもない、舌のまわりにコクのようなものがしっかり留まるし、それが例の獣っぽい香りとも微妙にうまく組み合わさっている。そして、とてもジューシー。どの味をメインに味わっても楽しい。すごくおいしいなぁ、これ。これで2000円なら、たいしたもんだ。有名メーカーのベーシック品をもっと漁ってみたい、と思った。