北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0164】Feudi di San Gregorio Fiano di Avellino 2008

フィアーノ ディ アヴェッリーノ2008サングレゴリオ
 
 色は、ほとんど普通の白ワイン。とりあえず薄すぎるわけではないので安心。開栓時に一瞬だけすごく変な匂いがしたけれども、実際にグラスを鼻に近づけると、最初は花畑のような匂いが弱く感じられた後に、ミントのような匂い。あまり強い香りではないけど、スーッとする成分が混じっている。
 
 口に入れると…最初は水のようだったのに、五秒ほどしてモワーッと酸味が盛り上がってきた!リンゴ酢のような強烈な酸味、その後に乗っかるように、コクが追いかけてくる。何回か口に運ぶと、後味にオールスパイスやアーモンドのような香ばしい匂いがついてくる。ここまで来ると、グラスのなかの匂いにもヨーロッパ石鹸じみた匂いがこもり始めてきて、なんだか非常に好みな雰囲気に。さらに暫く待つと、桃のような匂いも漂い始めて、とても忙しい。
 
 そんなワインなのに、ゴーダチーズとハーブと白須のサラダを食べている間は大人しくしていてくれるし、メインディッシュの鰤大根ともいい感じで共存してくれた。文句なし。美味かったし、間違いなく自分の好み。