北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0172】Cono Sur Riesling Reserva 2008

コノ・スル  リースリング・リゼルヴァ 2008
 
 グラスに注いだ色は、とても白っぽいというか、薄めの色。リースニングなんで、そんなもんかな、と思ったり。香りは、蜜蜂のうろつく花畑のような、甘くて酸味があってどこか気持ちの良い揮発臭のような。匂いだけみると、すごく甘そう。
 
 味は…口のなかにグワッと来る甘み。その後、甘みが引っ込んで酸味の利いた後味へ。いつものお好みシュペートレーゼなんかに比べると、甘みは控えめで酸味に置き換わるスピードが速い。この、甘み→酸味の運搬は、先日のトラミネール・アロマティコに比べると微妙に荒っぽい。でも、値段が1/3ぐらいなんだから、それを思えば全く不満ではないし、むしろお買い得、という気がする。
 
 慣れてくると、だんだんに甘みがひっこんできて軽い苦みが前に出てきて、オイリーな揮発臭&口当たりも目立ってきた。そこからは割と落ち着いた定位置をキープ。飽きる飽きないという問題はともかく、まずおいしい状態が維持されて良かった良かった。