北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0188】Tenuta San Guido Guidalberto 2003(ハーフボトル)

 
グイダルベルト ハーフボトル
 
 今日の夕食は松屋銀座のデパ地下で買った、豚バラ肉のレンズ豆煮込みと、鶏肉のトマトソース煮込み、セサミとトマトを練り込ませたパン。トスカーナ料理っぽい惣菜ばかりなので、ここはトスカーナ田舎料理に合いそうなものを選ぼう。そう思って選んだ一本。サッシカイアの子分。
 
 グラスに注いだ色合いは、透明度の低い、黒く濁って少し赤みのかかった紫。強烈な葡萄のジューシー臭が前面に、続いてバニラの香りがじっくりと。僅かにろうそくの感じも混じっている。けっこういい感じだ。
 
 口に入れると、のみはじめは軽い感じで後にキメの細かい苦みがしっとり。香りには及ばないにせよジューシーさも感じられる。“すごい”という感じではないにしても、呑みやすく気持ちよい感じ。
 
 料理との相性はバッチリ。パンとも、煮込み料理とも、絶妙。料理の後に呑むと、香りの甘さがいやがうえにも高まっていい感じ。いつぞやの GAJAの安いワインとは違って、料理に負けて水っぽくなるということも無い。
 
 ただ、じゃあこのワインをハーフボトルで3000円台、フルボトルで6000円で買いますか?と言われたら、どうだろう。勿論おいしいし香りも気持ちいいんだけど、トータルでフルボトル6000円あるのかどうか?同価格帯だと、例えばMAJIのコスタセッラのほうが(好みではないけれども)スゲェ感が強いような。どうなんでしょう、これ。