北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0243】Domaine Leymarie Morey Sanit Denis 2002

 
 モレ・サン・ドニ [2002] ドメーヌ・レイマリー
 
 今日の夕食は、いかにも日本風な全粒粉パン、カブと鶏肉と卵のスープ、牛挽肉と玉葱とニンジンとズッキーニの炒め物、ソラマメとエビの摘み揚げ。こういう、よくわからないメニューにブルゴーニュをぶつけることとなった。3000円ぐらいだったと思う。
 
 少しだけ煉瓦色がかった、相当に濃くて黒っぽい赤色。匂いは、少し籠もったフルーツの匂いの後ろから、チョコや完熟蜜柑を連想するような匂いが立ち上がってくる。なんだかタンニンがそのまま匂ってくるような印象も。
 
 口に運ぶと、うひょー苦みが強い。かなり厚みのある味だけど、かなりの苦みと強めタンニンのお陰でバランスがとれていてデブデブしていない。甘みは少なめ、酸味も少なめ、ブラックコーヒーにも通じるところのありそうな後味。呑みにくい、という感じではないけれども何処かぶっきらぼう。良く言えば媚びない、悪く言えば愛想の無いワイン、と感じた。もしかしたら、後何年か待てば、もうちょっと美味しくなったのかな…とか思いながら呑み進めた。
 
 そうこうしているうちに、匂いのなかに煙のような成分が混じり、チョコや完熟蜜柑な匂いもブワーっと出てきてびっくり&楽しみ。最初はとっつきにくかったけど、いいワインだった。