北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0247】Guerrieri Rizzardi Bardolino 2007 (ハーフボトル)

グエッリエリ・リッツァルディ バルドリーノ・クラシコ
 
 色は、透明感あふれる、やや赤みがかったワインレッド。ヴァルポリチェッラを薄めたらたぶんちょうどこんな色だと思う。
 
 これは凄く強い&いい匂い。野性のベリーってこんな匂いなんじゃないかというような。澄んでいて、爽やかで、神妙な匂いが鼻に元気よく飛び込んでくる。でもそれだけでもなく、どこかワイルドな成分が入っているように常に感じられた。
 
 口に入れると、喉の奥までチェリーの匂いと酸味が鋭く飛び込んでくる。けれども酸味が鋭すぎて歯や喉を刺激するでもなく、かわいらしくコロコロっと入ってくる感じ。重さ・大きさは小さいけれど、ただ可愛らしいだけでなく上品な可愛らしさ。印象に残る匂いとあわさって素晴らしく、匂いのせいなのか、ほんの僅かにワイルドな成分が混じっている。ひっくるめて動物に喩えるなら、小さなペルシャ猫のような。
 
 このワイン、以前に呑んだ 素晴らしいテデスキのヴァルポリチェッラにもちょっと似ている*1けど、両者の長所を比べるなら、こちらのほうが可愛げがあって、よりライト。めちゃくちゃ美味かった。

*1:調べたら、非アマローネ型のヴァルポリチェッラとバルドリーノは品種がかなり近いものらしい。産地も近いし。