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北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0271】本坊酒造 信州駒ヶ原 ヤマソービニオン 2008

 
信州駒ヶ原 ヤマソービニオン’08
 
 今日のワインは、日本産、しかも品種がヤマソーヴィニオン100%という、キワモノっぽい前印象のワイン。1600円ほどでゲットした。産地は長野県上伊那郡宮田村というところで、メーカーは本坊酒造株式会社信州ファクトリーなんだという。なんだかローカルだ。
 
 色は、非常に黒っぽくて不透明な、光の透過性のかなり低い紫色。カベルネっぽいといわれたら、そうですねと言いたくなるかもしれないような。匂いは、少しチェリーっぽいような甘酸っぱいような匂いが混じっている点が、よくあるカベルネ臭とはなんか違うように感じられる。
 
 口をつけると違いははっきり。ややバターっぽさと僅かな渋さと甘みを伴っているけれど、基調はサクランボのような気持ちの良い酸味。やや薄すぎるような気がしなくもないけど、暑い日に、ちょっと冷えているぐらいの温度でスルスル口のなかに入っていくのはたいへん気持ちいい。暫く粘っていると、木の枝か動物かわかんないような、野性っぽい雰囲気が宿るようになり(これは気のせいかもしれないと思って何度も確認したけど、やっぱりそんな気がする。ブルゴーニュっぽさみたいなものとも全然別。)、しかも後半匂いがブワーンと強まってきてなかなか楽しい展開に。
 
 国外のワインで似たようなタイプに出遭った記憶はあまり無く、敢えて挙げるなら先日のバルドリーノに近いといえば近いかもしれない。なんにしても、日本産の1600円のワインでこれだけ美味しく呑めるとは思わなかった。かなり満足な一本。