北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0274】Mastroberardino Fiano di Avellino 2009

 
 マストロベラルディーノ フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ [2009]
 
 今日の夕食は秋刀魚の丸焼き、豚挽肉と葱の炒め物にブロッコリースプラウトを和えてフランスパンに載せたもの、エノキとミョウガと葱の味噌汁。この、よくわかんないけれども脂っぽさを伴った食事に、カンパーニャ州の白ワインをあててみることにした。
 
 色はちょっと薄めで幾らか黄緑ががかったような色合い。匂いは、真っ先に青リンゴがプーンと来た。ちょっとチープな青リンゴのチューインガムのような、甘ったるさを伴ってもいる。
 
 口に入れると、まず、はじめに青リンゴの風味ががつんと来た後、爽やかな甘みと酸味が駆け抜けて行った。先日のZuaniよりもかなり柔らかな苦みと酸味。どちらも明確に迫ってくるけれども友好的な態度。
 
 フランスパン&挽肉との相性はまずまずで、秋刀魚の脂っぽさにも負けるでもない。途中から、草のような匂いや蝋燭や杉のような匂いも混じってきて、なかなかの展開。フェウディ・ディ・サン グレゴリオの時ほどではないにせよ、これはやっぱり好みな品種だなーと改めて思った。