北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0275】Les Tannes Tradition Cabernet Sauvignon 2008

 
レ・タンヌ・トラディション・カベルネ・ソーヴィニヨン[2008]
 
 今夜のお伴は、久しぶりのフランス南部の赤ワイン。色は、黒っぽさを伴っているけれども透明度を伴ったワインレッド。なんか、意外と上品そうな色をしている。匂いは、ややアルコールっぽさを伴った、ブワッと来る葡萄の甘くてフルーティーな匂い。それはもう、ストレートに。
 
 口に含むと、ちょっとほこりっぽいような感覚を一瞬覚えた後、柔らかな甘みと苦みがブワッと。その後、葡萄のフルーツが追いかけてきて、最後に苦みと渋みが喉の奥に張り付いた。この、張り付く苦みと渋みが薬の苦さを連想させるものがあって、うわ、これは苦手なタイプ。
 
 ただし、おつまみのイタリア産コッパを合わせると、張り付く苦みが解消されて苦手でもなくなった。この組み合わせなら結構いける。そもそも単品で呑むワインでもないのかもしれない。