北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0277】Feudi di San Gregorio Rubrato Irpinia Aglianico 2008

 
ルブラート・アリアニコ[2012]年・フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 今日は食後暫く経ってから急に赤ワインが欲しくなって開栓した一本。アリアニコ、それもサングレゴリオにしてはやけに安めの一本で、購入価格は1600円ほど。色あいは、かなり赤みを帯びているけれども透明感を伴う、暗いルビー色。匂いは、ブワーッと溢れるような葡萄ジュースとジャムを連想させるもので、とにかくそれが強烈に鼻に入ってくる。
 
 味は、コクをかなり伴ったドッカンフルーツ系。匂いも匂いということも手伝ってか、力いっぱいのフルーツ風味で殴りかかってきた。アメリカンチェリーを思わせるようなボッテリ&爽やか。酸味も度を過ぎることなく、軽いタンニンと一緒に気持ちよく余韻が残る。そして、口をつけるたびに、上顎のあたりに甘い感覚がよぎるのがまた嬉しい。プリミティーボのような甘さではなく、チョロチョロした・酸味を伴った甘さ。
 
 呑み進めると、やや飽きが入った感じがあったにせよ、フルーツいっぱいの風味を心から楽しめたと思う。1600円にしては旨かった。このメーカーはやっぱりいい。
 
 ※半分ほどを二日目に残してみたところ、ブワーッと来る匂いが衰弱してしまったかもしれない。まあしようがないか。