北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0279】Querciabella Chianti Classico 2007

 
キャンティ・クラシコ[2007]クエルチャベッラ
 
 廊下に並べてあるワインを眺めていたら、比較的近い金額の赤ワインが五本並んでいたので、これをブラインドで当てられるか試してみようと思い立ち、今夜は以下の実験を行った。呑んだことのあるものもあれば、呑んだことのないものも混じっている。
 
 1.以下の五本のワインを冷蔵庫に移動させ、少しの間だけ冷やした。
 五本のワインは、
 
 ファルネーゼ・カサーレヴェッキオ モンテプルチャーノダブルッツォ2008(アブルッツォ州)
 クエリチャベッラ キャンティクラシコ2007(トスカーナ州キャンティ)
 シャトー・デギュイユ2005(ボルドー)
 ブルーノ・ジャコーザ ドルチェットダルバ 2008(ピエモンテ州)
 ミケーレサッタ ボルゲリロッソ2005(トスカーナ州ボルゲリ)
 
 2.そのうち一本を家族に選んで貰い、グラス一杯を呑んでみた。
 
 グラスに注がれた色は、ものすごく不透明で濃いめの葡萄色。そんなに紫がかっても赤みがかってもいない。割と直球。匂いはというと、クリーミーさと甘みを伴ったフルーティーなもの。この時点で、イタリアのキャンティかモンテプルチャーノかミケーレサッタに的を絞ってみた。
 
 呑んでみると、匂いに比べるとクリーミーさの全然無い、むしろ甘酸っぱさとジューシーな葡萄風味が目立つような。タンニンも結構強く&明確に感じられて、口腔内にタンニンが薄い膜をつくるよう。ならばモンテプルチャーノかミケーレサッタかなぁ…ということで、カサーレ・ヴェッキオを選択。
 
 ところがボトルを出してもらってビックリ。(ヴィンテージは違うけど)呑んだことのあるキャンティクラシコじゃないですか。ちょっと冷え気味だったとはいえ、うわー大ハズレだ!あてるのは難しいんだなとしみじみと思いながら、おつまみのフライドポテトと一緒にキャンティを楽しむことにした。フルーティー路線は相変わらずだけど、暫く経つと匂いに土っぽさがこもり始めてけっこう幸せ。以前とはなんだか違う印象だけど、たっぷりと味わっていただいた。