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北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0280】Domaine Camus Pere et Fils Mazoyeres Chambertin 1999

 
マゾワイエール・シャンベルタン[1999] カミュ・ぺール・エ・フィス
 
 今日の夕食は、パンとフランス産カマンベールチーズ、鶏肉軟骨だんご&カブ&ジャガイモのスープ、サラダ、ハムとキャベツの炒め物。ここに合わせるのは、はじめてのブルゴーニュ特級。毎年十五夜には良いワインを呑む習慣があるので、このワインをあけることにした。
 
 けれども値段は村名シャンベルタン並みに安いし、シャンベルタン特級畑一族のなかではよくわかんない名前だし、冷蔵庫から出した水滴を拭くとふきこぼれた跡かもしれない筋が浮かび上がる。大丈夫なのかなぁ。
 
 コルクの表面にちょっとカビがあるけど、開けた裏側はほのかな赤紫色でとても綺麗。グラスに注ぐと、赤煉瓦のような色合いで、意外と薄く透明度が高い。匂いは、ごっついブランデーチョコのようなやつに、木の匂いが混じっているような感じがした。匂いの割にはエタノールっぽさが立ちこめている。
 
 口に入れると、匂いからは想像できないような、ぬるりとした感触。なめらかだー!ヌメっとした後に、ベリーなフルーツ味と酸味がぐわっと来て、その後から軽くタンニンと苦みが追いかけてきた。夕食のスープやチーズとの相性はけっこう良くて、食べ物が寄り添うと神妙な香りと酸味が舌の真ん中を通り抜けていく。
 
 一時間ほどすると、匂いがもっと甘くなって、砂のような土のようなやつが混じってきた。さらに、なんだか動物脂のような雰囲気も。うひょーこれだけ安くて保存状態が悪そうなボトルでも結構すごい。これで凝縮感とか濃厚感があったらとんでもないところだったかもしれないけど、さすがにそこまで万能ではなかった。そのうえ、さらに一時間ほど経つと一気に失速して残念なワインになってしまい、マッチの炎のような寿命を終えてしまわれた。