北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0296】Ayala Brut Majeur (N.V.) (ハーフボトル)

 
アヤラ・ブリュット マジュール ハーフボトル
 
 ちょっとめでたい事があったので、一人でお祝い、シャンパーニュ
 
 グラスに注ぐと、僅かに金色がかっていている。そのなかで細かな泡が竜巻のように舞い上がっている。なんだか勢いがあって上昇速度が速いようにも見えるけど、水面でぷつぷつと泡立っている姿は、ワインの金色っぽさも手伝って結構綺麗に見える。香りは、酸味のある匂いにシナモンスティックとクッキーを添えたような、甘みを伴ったやつ。僅かに発酵臭も混じっているかもしれない。
 
 口に運んでみると、(酸味の)引っかかりやしんどさ伴うことなく、軽い甘みを伴った酸味がスコーンと入ってきた。口当たりは柔らかく、呑みやすい飲み口。ところが、後味の段になると、レモンのような酸味がこみ上げてきてびっくりした。感じようによっては金属っぽいところがあるかもしれない。それでも、口に入れて暫くの軽い甘さが失われることも無いし、うげぇとなるほどではない。暫くすると、口のなかに黄粉のような感覚と、軽くて気持ちいい苦み(蜜柑の皮を連想するような)が伴うようになって、だんだん円やかになってきた。途中、レモンな酸味にたじろぎかけたけど、概ね呑みやすくフレンドリーに感じられた。