北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0306】Chateau Laroque 1999

 
 http://www.chateau-laroque.com/
 http://www.topfrenchwines.com/chateaularoque/
 
 このワインは自分で買ったものでもなければ自宅で開けたものでもなく、お相伴にあずかる形でグラス3杯ほど御馳走になったもの。サンテミリオン地区の、メルロー中心のワイン。イギリスで買うと25£ぐらいというので、ユーロ換算だと30ユーロぐらい?ということは、日本で買うと*15000-6000円ぐらいか?
 
 開栓時、香りはまずまずの強さ、埃っぽさと生々しい葡萄風味。この時点ではピーマンっぽさはあまり感じなかった。色合いは濃くて青みを欠いた赤黒い不透明度の高い色合い。飲み始めると、やわらかいあたり、やわらかいタンニンと軽い苦味、そしてぜんぜん葡萄風味はしっかり残っている。ボッテリと重いという感じはない。
 
 まあまあかな、とか思いながら飲んでいたけど、生ハム→ポテトチップス→チーズ、など、おつまみが変わるたびに風味が激しく変化する。なんだややこしい人じゃないか!ピーマンくささが前に出ることもあれば、土臭さが前に出ることもあり、埃というか煙突というか、そういう雰囲気の強まることもある。最後の一杯になると、そのあたりの匂いがあれこれ交じり合ってかなり立派な雰囲気に。しかも、飲みすすめていくうちにだんだんズッシリ来るようになってきた。こりゃあ満足。
 

*1:2010年現在、どこにも売っていないっぽい