北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0311】Domaine Michel Gros Bourgogne Rouge 2007

 
ミシェル・グロ ブルゴーニュ・ルージュ[2007]
 
 縁があってか、このメーカーのワインとの対峙は三度目。今回はそのなかでベーシックな赤を選んでみることにした。
 
 色は少し青さを帯びているような気がする赤紫色。透明度はやや低い。水面に立った泡がやけに白っぽいところが薄そうだけど、グラスのへりについた感じはトロミがあるようにみえる。匂いは、あんまり強くない。クンクンと頑張ると、弱いローソク臭とおはぎのような匂いが感じられた。
 
 口にしてみると、うっわ酸っぱい!そして軽い!「酸っぱい葡萄」という単語からはきっとこんな感じが連想されるのだろう、というような。熟しきっていないサクランボ、なんてイメージが頭をよぎる。口がすぼまるような酸っぱさだけど、なんかやけに青々しい印象を受ける。で、タンニンは軽いようにみえて案外しつこい。その割には、後味は悪くないのが救いだけど、全体としてはワインにこづき回されているような。今まで呑んだブルゴーニュルージュ達と比べて、あんまりフレンドリーなタイプではないように感じられた。