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北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0316】Jean Javillier & fils Volnay Caillerets 2005

 
 
  
 今日はかなり大事な用事を幾つか片付けなければならない状況が続き、それが全部終わってようやく開放されて開けることになった一本。ヴォルネ一級、カイユレがなんと4400円で手に入った。しかも、2005年ときたもんだ。本当はもう少し温存してから呑んだほうが良いのかなとも思ったけど、誘惑に負けて開栓してしまった。
 
 カシスを連想するような、かなり黒々とした透明系ワイン色。紫色というよりは赤を煮詰めたらこうなった、というような色合い。思ったよりもずっと濃い色。液面のトロみもまずまず。
 
 匂いは、チョコババロアのようなやつ+腐葉土系がまずドッカーン!と来て、その後ローソク臭+ジャム臭。何か、ものすごく精気のこみ上げてくるような、活きのいい匂いがどんどん来る。
 
 味のほうは、ちょっと内向きに籠もったようなタンニンがまず来て、その後、ビロードのような柔らかい苦みが感じられた。二口目からは、ちょっとタンニンがゴツゴツしているように感じられ、ややきつい酸味が意識されるようにもなった。これなんかと比べると、同じヴォルネ一級でも水っぽいとはあまり思わず、もっと凝縮感があるように感じられ、しばらく口に含んでいた時のこくと厚みもかなりのもの。そうこうしているうちにタンニンも酸味も円やかになってきて、とてもバランスの良い、呑みやすいけれどもしっかりとしていて香りも複雑な、たいへん嬉しい飲み物になってくれた。匂いも落ち着き無く、何かの球根を連想させるような匂いや、香辛料っぽい刺激のある雰囲気まで。
 
 敢えて難点を挙げるなら、今日の夕食(カナガシラと帆立を中心にしたブイヤベース・サンドイッチたくさん・卵焼き)がワインにすっかり負けてしまったことぐらい。でも、これはワインが悪いわけではなく、こちら側の問題。こういうブルゴーニュに合わせるような料理をどこかでマスターできればいいのだけど…。