北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0324】Marc Colin et ses Fils Saint-Aubin La Fontenotte 2007

 
マルク・コラン サン・トーバン・フォントノット(注:ヴィンテージが異なります)
 
 色合いは、普通の色合いというか、それほど黄色っぽくはない。でも健康そうなレモン色。それにあわせてか、はじめはママレモンのような匂いが軽く漂う感じ。
 
 口に含んでみると、軽い苦みの後に鉱質風味がバンバンに口のなかに広がり、気持ちの良いライトな酸味と甘みが長い余韻を伴って口に残った。おお、これはいい。その後、ナッツのような匂いと、水仙とセメダインのあいのこのような匂いが感じられるようになり、なんとなく飲み慣れたような雰囲気。この飲み慣れたような感じは……ああ、イタリアで言うならフリウリ/ヴェネチア・ジューリア州やアルト・アディジェ州の白ワインになんとなく似ているように感じられているのか。軽くて優しいワインなんだけど、バランスが良く鉱質と余韻と背筋がしっかりしているような。
 
 ※二日目になると、苦みと酸味がマイルドになって、やや輪郭がぼんやりしたかわりに一層柔らかな飲み物になった。「良くなった」とまではいかないけれど、悪くもない変化。まずまずだと思う。