北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0343】Jean Javillier & fils Pommard 1er Cru 2005

 
 http://www.vintageroots.co.uk/AOC-Pommard-1er-Cru-Domaine-Jean-Javilier
 http://www.snooth.com/wine/aoc-pommard-premier-cru-domaine-jean-javilier-2006/
 (※リンク先はヴィンテージが異なります)
 
 このワインは、以前に物凄くおいしかったヴォルネ・カイユレと同じメーカーのポマール一級畑。値段は4900円と、少し値上がりしてしまっているけれども、同じメーカー・同じヴィンテージ・同じ販売店だけに期待がこもる。
 
 まずコルクを抜こうと思ったら、コルク表面にこんもりとカビが生えていてびびる。あくまで表面だけのようで、コルクを抜くとおいしそうな匂いが。グラスに注ぐと、籠もったようなチョコの匂い。色は、思ったよりもずっと濃く、同メーカーのヴォルネに比べると一回り以上暗い。にもかかわらず透過性は高く、濁りらしきものは無い。
 
 口をつけると、こってりとした、コーヒーとチョコを足したような風味が第一印象。しっかりみっちりしたタンニンは、凄く滑らか。「キュッ」としているというよりも「コテッ」としているような。匂いはヴォルネよりも地味っちゃ地味だけど、味は間違いなく「コッテリ」している。ただ、これだけじゃつまらないなぁ…なんて思っていたら、堆肥のような物凄い匂いが終盤に吹き上がってきてびっくりした。