北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0359】Telmo Rodriguez Al Muvedre 2008

 
【テルモ ロドリゲス】 AL(アール) [2008]
 
 色を見ると、割と普通の赤ワイン…のように見えて、全体としては赤っぽいけどグラスの縁はやや青みがかっているようにみえる。透明度はあまり無く、トロみがあるようにもみえる。匂いは、いつもの葡萄臭に草餅のような、若草+あんこのような感じがして、これまた不思議な感じ。
 
 味わってみると、舌触りの物凄く円やかな、軽い甘みと絹のようなタンニンがやってきた。それと、薬っぽい苦みがやってくるはくるけど顕著ではなく、その苦みとかくれんぼするように、チェリー系の酸味と爽やかさが出たり消えたりする。「フルボディ」という言葉よりも「ミディアムボディ」という表現が似合うような雰囲気で、上記と若草風味が相まって、なんだか春めいたワイン。苦みが苦手系なので好みではないけど、雰囲気はまずまずだと思った。