北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0361】Produttori Del Barbaresco Barbaresco Riserva Asili 2001

 
バルバレスコ リゼルヴァ2001プロデュットーリ デル バルバレスコ
 
 今日の夕食は肉系パエリア、トマト鶏肉煮込み、スペイン風オムレツ、生ハムを使ったコロッケ。これを食べる四時間前に、このワインを開栓した。春がやってくることを思えば、今開けないと向こう一年空けるタイミングが無さそうなので。このボトルは単独畑Asiliが優れた年だけつくられる、バルバレスコ生産組合のなかではちょっと偉いワイン。全13333本のうちNo.13019とのこと。
 
 色は、煉瓦色がかった赤。バルバレスコらしい色合いだけど、思ったよりも色は薄い。見た目はトロトロとしている。匂いは、コーヒーとチョコレートを連想するような、甘くてふんわりとした匂い。口に含むと、酸味ははっきりしているのに後味の円やかな風味。口のなかにはコーヒーのような風味(酸味のせいでマンダリンを連想する)を伴っている。所々、渋みが鋭く引っかかるところがあり、これをそのまま呑んでもイマイチっぽい。四時間ほど放置してみた。
 
 …ところがエンジンがかからない。酸味はむしろ先鋭化して丸みを失い始めた。渋みもひどくなってきている。うわっこのワイン死にかけてる?!やばいかな?さっさと呑んだほうがいいのかな?暫く呑み進めると、ちょっと土っぽい風味が出てきてはいるものの、無印バルバレスコの時に比べればどうしても弱く、酸味のギクシャク度が高まっている。んー、これは変だ。2001年になって死んじゃうほど弱いワインなの?冬の終わりを飾る一本のつもりが、いまひとつ。最近は気合いの入った銘柄を選んではハズレ続き。

 ※二日目に残した1/3は、全く冴えず、くたばっている感じがした。2001年まで待つとこうなるのかボトルの問題なのか。これがこのワインの真価とはちょっと考えにくい。