北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0369】Domaine Leflaive Puligny-Montrachet 2003

 
[2010] Puligny Montrachet - LEFLEIVE
 (※リンク先はヴィンテージが異なります)
 
 今日は珍しく外でワイン。あるワインバーで洋酒党な人達といただくこととなった。なんとグラスワインでドメーヌ・ルフレーブのピュリニ・モンラシェ村が出てきた。ちょっとお値段は張るけれど、自分では絶対に購入しそうにない一品*1
 
 色は、わずかに緑がかった山吹色。店内の灯りがはっきりしないので、もしかしたら少し違うかもしれない。マスターが抜栓した瞬間から、芳香がこっちに漂ってくる。
 
 大ぶりのグラスに注いでもらったソレをクンクンしてみると、香りはメロンと蜜の半々ぐらい。そこに、ちょっとばかり木の腐ったような臭いがする。派手系白ワインにありそうな、どっかんどっかんした雰囲気で、この時点では、このときのカレラ白ワインに似ているかなと思った。
 
 口に入れてみると、まず、ふんわりとした甘みとメロンと蜜が顔を覆うように来た。うわ、派手だ。そこからが面白くて、余韻がかなり長く続く。余韻のほうには鉱質がバッチリ厚み(というより背筋?)を保っていて、甘さや膨らみだけじゃあない。酸味は、いないようにみえてちゃんと健在、特に後味にはしっかり酸味が含まれている。マスター曰く、「2003年の熟し具合を、うまくまとめていますね」。
 
 こりゃあ美味い美味いと思っていると、最後のほうになって途方もないハチミツ臭が吹きあがってきた!すげぇ!かと言って、味のバランスと余韻は全くブレなくて、端正なまま凄い。こりゃ一体何なんだ?外で呑んでいる後光効果を差し引いても、立派としか言いようがない。こんな白ワインは、たぶん初めて。この作り手は更に上級のモンラシェシリーズを創っていて、大層有名だという。それらが一体どんな有様なのか、呑んでみたくなった(が、楽天市場で検索して絶望した!)。
 

*1:自分なら、きっと欲張って一級畑を買おうとあがくか、他の作り手の一級畑で済ませてしまうと推測