北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0370】Domaine Emmanuel Rouget Savigny Les Beaune 2001

 
エマニュエル・ルジェ  サヴィニ・レ・ボーヌ・ルージュ
 (注:リンク先はヴィンテージが異なります)
 
 とんでもない白ワインの次は何にするか。「サヴィニとヴォルネが大好きです」→出てきたのはサヴィニ村名。でもメーカーがまたヤバそうな有名どころ。帰宅して検索したら、やっぱり高いワインだった。
 
 色は、あんまりちゃんと見ていなかったけど割と普通のブルゴーニュ色だったような気がする。凄い匂いをかいだ後のせいか、それとも栓を抜いた直後のせいか、最初はサクランボの果実臭が中心。2001年なのにやけに新鮮そうな様子。
 
 口をつけてみると、まず来るのは爽やかな酸味とサクランボ果実全開。若い!爽やかで軽い。マスター曰く、「サヴィニはサヴィニでも、軽い系サヴィニ」とのこと。さすがにルフレーブの白には負けてるかな…と思っているうちに、じわじわ土の匂いが混じりはじめた。土の匂いは次第に盛り上がり、グラスの2/3まで呑んだ頃には大音響に。うわ、これも凄いワインだ!先日呑んだサヴィニ一級畑もなかなかだったけど、それよりずっと匂いが凄くてバランスが良い。酸味が五月蠅いとかタンニンがしんどいとか、そういう感触は全く無く、軽やかなのに存在感はバッチリ、匂いも素晴らしい。一流どころの飲み頃ワインが、しっかりした保存状態で出てくると、こうなるのか。
 
 二種類ともちょっと高かったけど、高いだけのことはあった。ワインでここまで感動したのは久しぶり。