北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0379】Mongeard Mugneret Savigny Les Beaune 1er Cru Les Narbantons 2005

  
モンジャール・ミュニュレ サヴィニー・レ・ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・ナルバントン
 (注:リンク先ヴィンテージ注意)
 
 開栓すると、存外に黒っぽさの強い色。透明感は無いわけではないけど、グラスのへりと中心部で大分様子が違うので、そういうことだろう。匂いは、初期段階では「かびくさい図書館の本+チョコムース」といった感じ。はてさてどうなることやら。
 
 口をつけると、円やかで柔らかな、甘みと厚み。おいしいけど、これに比べると全体的に大柄で、同じ畑とはあまり思えないような。ところが後味はサクランボっぽいジューシーさと酸味が思いっきり後を引く。竜頭蛇尾とはいわないけど、同じワインとは思えないようなでっかい入口とかわいらしい出口。
 
 二杯目からは、匂いが大変身。何かの香料のような凄く良い匂いが芯に混じった、土っぽい匂いがプンプンとこみ上げてきて、「これはいいワインです」というような。時にはローソクのような、時には紙粘土のような雰囲気も混入。すごく良い雰囲気だ!うまいワインをいただきました。