北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0392】Chateau Lanessan 2003

 
シャトー・ラネッサン[2003]
 
 グラスに注ぐと、前回のボルドーよりも少しだけ明るい色ながら、概ね黒ずんでいる。全体的にうっすらと茶色がかっていて、熟成している予感。匂いをかいでみると、まず神妙で揮発性の高そうな、線香臭とアルコール臭、その後にチョコとバニラエッセンス、さらに奥から、なにかしら果物っぽい鮮度を連想する匂いも。
 
 開栓して口をつけてみると、まず渋みが口のなかにゾワゾワっと広がり、その後、軽い苦さと柔らかい甘さが来た。余韻は意外なほどフルーティーで、チェリー系の酸味がしっかりと感じられる。だからといって勿論「酸っぱくてガリガリ」ということはなく、柔らかさ・膨らみと一定の均衡が保たれているような。
 
 そこから一時間ほど置いてみると、墨汁のような匂いが強くなって雰囲気が変化してきた。楽しいですねえ。さらに一時間、今度は強烈な苺ジャムのようなパワーが吹き荒れ、アルコール臭やフルーツ感覚が強まって別の顔。さらに一時間ほどすると、両方が交じり合ったえらそうな雰囲気に。ピーマンっぽさも隠れてるような気がする。こりゃあいい。半分残っているので、明日が楽しみ。
 
 ※翌日になるとパワーがおとなしくなり、枯れ葉のような雰囲気が現れた一方、酸味が強くなった印象。これは残念かなと思いきや、終盤、昨日の匂いが(弱くはなっても)全種類ミッチリ詰まってやってくるような感じになって最後まで楽しかった。