北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0439】Feudi di San Gregorio Lacryma Christi 2009

  
ラクリマ・クリスティ・デル・ヴェスーヴィオ・ビアンコ[2009]
 
 暑いうえに働きすぎてへとへとの時には白ワインが一番。そう思って、カンパーニャ州はベスビオ山のふもとでつくられるラクリマ・クリスティ(白)を開けてみることにした。
 
 匂いをかぐと、最初はコルク栓のような匂いがしたけど、やがて甘そうな匂い(キャラメルコーン系と蜂蜜系と花の匂いが混じっているような)に変わってきた。
 
 呑んでみる。最初に来たのは、玉葱を炒めた時の甘さに近いようなやつにレモンの酸味を混ぜたような風味。なんだか出来の悪い白ワインなんじゃないかと警戒。でも、口をすぼめたくなるような酸味があるけれども、非常に爽やかな後味が後に残る。そして一度口をつけた後は、草っぽい匂いが俄に現れ玉葱っぽい甘さが引っ込んで、爽やかな酸味のエネルギッシュな白ワインという感じに。そのくせ、キャラメルコーン+ピーナッツという匂いは残存しているのでいい感じ。最終的には、このワインもそれなりにカンパーニャ州の白ワインっぽい雰囲気だった。