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北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0440】Cave des Vignerons de SAUMUR "Tuffeau" Saumur Champigny 2007

 
トゥフォー・ソミュール・シャンピニー
 
 以前、ロワールはソミュール地方のピノ・ノワールらしきワインがすばらしく美味しかったことがあったので、この地方のワインを飲んでみようと思っていた。で、今回手に入ったのは、このソミュール地方では代表的といわれているカベルネ・フラン種による赤ワイン。このボトル、瓶そのものに紋章が刻まれていてなんだか偉そうな雰囲気だけど、はてさてどんなものか。
 
 抜栓して注いで見ると、まず色の時点でピノ・ノワールとはぜんぜん違う。やや薄めのワインレッドながら、どちらかといえば赤レンガ色に近いような色合い。匂いは草餅を連想させるやつが強く漂い、ああやっぱりあのボトルはピノ・ノワール種だったんだなと改めて確認できた。
 
 口をつけると、案の定、蓬団子を連想させる風味がふんわり漂い軽い感覚。酸味はあるけど、ベリー系を連想させるようなイメージのはっきりした感じではなく、草系の香りにホンノリ寄り添うような脇役的印象の酸味(もちろんだからいけないという感じではなく、爽やか)。3口目ぐらいからは、口にふくんだ瞬間にアンコのような甘い匂いと、「しゃぶしゃぶをやった時に漂ってくるような淡い肉臭」が付け加わるようになった。ほめてないように読めるかもしれないけど、結構これがいけている。匂いと味のエッセンスの統合性はかなり高い。品がよいとまではいかないけれども、決して悪くも無い。
 
 とても軽い赤ワインながら品良くまとまっていて、夏に飲むにはぴったり。ボトルの裏の紙に「やや冷やしてその爽やかな飲み心地をお楽しみください」と書いてあったけど、実際そのとおりだと思う。普段飲まない地方・飲まない品種で新しいおいしさに出会うとうれしい。勉強になった。