北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0452】Etienne Sauzet Bourgogne Chardonnay 2007

 
エティエンヌ・ソゼ ブルゴーニュ・ブラン [2007]
 
 今日はフレンチのお店でフレンチな料理。この滅多に無い機会に、白→赤とワインをいただくことになった。アミューズ〜スズキのムニエルあたりまでの前半戦に登場したのは、ブルゴーニュ白の大手、エティエンヌ・ソゼのベーシックな白。
 
 グラスに注いだ段階では冷えすぎていたせいか、あまり匂いもせず、色も薄め、なんだかつまんなそうな白ワイン。ちょっと酸っぱく甘みが少なく匂いも分からない。酸味の強さはともかく、トータルとしてはできのあまり良くないワインみたいな。
 
 ところがしばらく経つとと、甘い蜂蜜のような味が「ほのかに」混じりはじめ、それが匂いにも伝染したように蜂蜜臭っぽくなった。それでいてスッキリと呑みやすく、爽やかというよりキリリとした酸味。やがて、木の実と花びらとナッツを混ぜ合わせたような、どちらかというとムルソーで連想することの多い素敵な匂いが吹き上がってきて。おー!これは!美味いぞ!品が良くてスレンダーで良い匂い。これでベーシック品なら文句ありません。このメーカーのワインは優先調達ということにしよう。