北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0456】Louis Chene Pere et Filles Savigny Les Beaune Vieilles Vignes 2008

 
ルイ・シュニュ/サヴィニ・レ・ボーヌ ヴィエーユ・ヴィーニュ[2008]  
   
 ボランジェに満足しながら店内を見渡すと、グラスワインの自販機(?)のようなものが設置されていて、20種類ぐらいのグラスワイン用ボトルが並んでいる。安そうなスペインやイタリアのワインから、カリフォルニアやブルゴーニュの高級酒までズラリ。これに釣られ、サヴィニ村の赤ワインを呑んでみることにした。
 
 色はやや明るめのブルゴーニュ色で、黒っぽさや暗さはあまり感じない。匂いは木の枝と「活きの良い腐葉土」、それからベリー。それからタバコの匂いがする……と思ったら、少し離れたところでタバコを吸っているお客さんが!ちょっと困った*1
 
 口に運んでみると、渋みに襲われる。これ全然若いんじゃないの??とはいえ酸味はどことなく円やかで、ほとばしる果実味はいっそ気持ち良いような。そして軽い。先日のシャンボール・ミュジニーなどより、もっと軽い。口が渋みに慣れてくると幾らか飲みやすくなったけど、それでも渋みがちょっと気になる。それと、タバコを気にし始めたせいか「活きの良い腐葉土」がどこかに飛んで行ってしまった。もう少し渋みがこなれた状態で、タバコの邪魔も入らなければ、けっこういけるワインだったんじゃないかと想像しておくことにした。
 
 このお店は、早い時間からたくさんの種類のワインを提供してくれるだけに、夜までの時間帯のワインバーとしては他所であんまり代替できなさそう。けれどもタバコは怖い。喫煙者がいなさそうな状況なら、積極的に利用、かな。
 

*1:一応、煙が天井方面に吸い込まれるように空調の工夫をしているのがみてとれた。それでもやっぱり匂いはする!