北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0482】Azienda Vinicola La Baia del Sole Federici "Gladius" Colli do Luni Bianco 2010

 
グラディウス コッリ ディ ルーニ ビアンコ 2014
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 このリグリア州のワインは、長い名前の醸造所が造っている&土地名の外せないタイプのワインなので、長い長い表記名になってしまった。“グラディウス”という名前を見ると、ローマ軍団兵の剣や往年のシューティングゲームを思い出す。でも、品種はイタリアっぽい気楽な白ワインを連想させる、ヴェルメンティーノ65%アルバローラ20%マルヴァジーア15%という構成。
 
 色を見ると、普通の白ワイン色で、どうということは無い感じ。匂いもそうで、花畑チックな匂いが漂い、何度かクンクンして出てくるのも蜂蜜よりも花の蜜に近いような。
 
 口にしてみると、軽い口当たりにしっかりとした、ちょっと粉っぽい苦み。でも潤いたっぷり。甘みや酸味はグレープフルーツよりも夏蜜柑八朔を連想させる、あっさりとして涼しげな方面で、少しだけハーブやっぽいフレーバーを伴っている(草っぽいけどハッカっぽくもあるような)。軽量級だけど、口あたりはしっかりしていて、ミネラリーで、全くかったるくない。高くないイタリア白ワインでアタリというと真っ先に連想されるようなタイプ。おいしかった。