北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0503】Cave Talmard Macon-Uchizy 2009

 
カーヴ・タルマール マコン・ウシジィ [2009]
 
 寒くなってきて赤ワインばかり飲むようになってきたので、ここらで白ワインを挟もうと思って選んだ品。
 
 色は、明るくて薄いレモン色の、白ワインとしては割と普通な感じ。匂いをかぐと、蜂蜜の匂いがふんわり漂った後に、非常に澄んだ植物系の匂いがした。これはいける!と思ってもう一度匂いをかぐと、蜂蜜臭が優勢になってしまって(贅沢な悩みかもしれない)植物っぽい匂いが分かりにくくなってしまった。
 
 口に入れてみると、“かわいらしい”酸味の利いた、さっぱりとした味。鉱質風味が抜群で潤いがあり、僅かな苦みが感じられるけれどもうるさくない。余韻が長く残るタイプではないけど、それが短所だとも思えない感じ。呑み進めていくと、匂いの甘さと味の爽やかさの組み合わせがありがたく感じられる。全体的に小さくまとまっているながら、欠点らしい欠点の無い、バランスが抜群のワインだと思った。
 
 ※このログをつけ始めて間もない二年ほど前、このワインとは遭遇したことがあったけど、そのときはこれを「我が強い」と表現していた。ところが今では、このワインを「小柄だけどバランス抜群」、と書いている。もしかしたらヴィンテージの差?それとも慣れ?翌日、残った半分を呑んでも印象は変わらなかった。