北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0518】Robert Mondavi Winery Napa Valley Cavernet Sauvignon 2007 

 
ロバート・モンダヴィ ナパ・ヴァレーカベルネ・ソーヴィニオン
(※リンク先は、ヴィンテージが異なります)
 
 続いて、本命にして安定性抜群とおぼしきカリフォルニアの赤を。カリフォルニアワインの大手もいいところのロバート・モンダヴィの標準型カベルネソーヴィニオンで勝負。
 
 グラスに注いでみると、恐ろしいほど濃い、血液のような濃さ。開栓時からいい匂いが辺りに漂い始め、鼻を近づけてみると杉やミントのようなスーッとする成分が混じっている。でも基本は甘い葡萄臭+煙突臭。とてもおいしそうだ。
 
 口に入れてみると、やわらかくて甘い味が口のなかいっぱいに広がった。タンニンは恐ろしく柔らかで、後味になるとベリーのようなフレッシュな酸味と、嫌な味ではない程度の苦味がゆっくりとやってくる。で、どの味も濃厚で、おつまみに用意した国産チーズが完全に負けてしまっているような感じ。さらに、呑み進めていくと、舌の上にプルーンのような、少し鉄じみた鋭い果実味が載るようになって趣深い。
 
 肉料理と一緒だったらどんなにいいんだろうと思ったけれども、今日はあいにく肉が無い。けれどもワイン単品としてもとても満足な、ワインらしい一本だった。それほどワインに詳しくない人も、このワインには大喜び。いい役割を果たしてくれたと思う。