北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0526】Mastroberardino Greco di Tufo 2009

 
グレコ ディ トゥーフォ 2012 マストロベラルディーノ
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 カンパーニャ州の土着白ワイン群のたぶん筆頭格のグレコ(・ディ・トゥーフォ)。これまで、フェウディ・ディ・サングレゴリオの品は喜んで飲んでいたけど、この会社の品は飲んだことが無い。今回、ようやく試してみる機会が出来た。
 
 色を見ると、薄く緑色がかった白ワイン色。匂いは、ほんのりとママレモンのような匂いのなかに、木の実のような香ばしいやつが混じっている。この品種にありそうな青リンゴ臭は…しない。
 
 口に入れてみると、まず潤いがジュワーっと来て、その後、レモンのような酸味と軽い苦みが追い掛けてきた。後味にレモン酸味が残るけど、その残り方が刺々しくないのは潤い豊かなお陰?それとも適度な苦みのお陰?そうこうしているうちに、グラスのなかに木の実のような匂い&青リンゴのような匂いが混じってきて、楽しみな様子に。青リンゴっぽさは、カンパーニャ州の土着白ワインのトレードマークみたいなものだと思っているので、ちょっと安心。ただ、酸味はあくまでレモンっぽい表情のまま突っ張り続けている。で、このレモンっぽさが段々きつく感じられるようになってきて、困ったなぁな感じに。
 
 「「今日はこういうワインが呑みたい」と思って開けたら違うタイプだった。がっかり。」と思いながら、二時間ほどちびりちびりとやっていると…来た来た!急に青リンゴっぽくなって、なおかつちょっと鉱質風味がアップ。こうじゃないと!カンパーニャ土着品種系は相変わらずエンジンのかかりが遅いなぁ。今度から、開栓して二時間ほど放置するようにしよう。
 
 ※ところが、二日目になったら、安ワインのようにナヨナヨな感じに!どうしちゃったんでしょうか。