ダヴィド デュバン ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ
「2009年のブルゴーニュは当たり年」とよく聴くけど、実際にどうなのか?実際に飲んで確かめてみる一環として、こいつをあけてみた。
色をチェックすると、やや暗めで透明感のあるピノ・ノワール色をしている。匂いは、ミルキーのイチゴキャンディのような甘さを伴う果実っぽい匂いがしてはちきれそうな感じ。そこに、蝋燭系の神妙な匂いが幾らか混じっていて、なんとなく味が愉しみになってくるような。
で、呑んでみると、匂いから想定されるよりは甘さ控えめで、喉の奥からこみ上げてくるタンニンが“しっとりと気持ち良い”。ほんの少し苦みもあるかもしれず、えらく分厚い口当たりというか、飲み応えがずっしりしている。で、グラス二杯目ぐらいになると匂いのほうもこってりしてきて、かなり重くなってきた。そのかわり、だんだんと愛嬌がなくなってのっぺりした印象を受けるようになったのはさびしいところ。良いのか悪いのか、わからずじまい。